クラウドソーシングとは?依頼するメリット・デメリットを企業向けに解説

仕事の進め方が多様化し、現代はクラウドソーシングを利用するケースもよく見かけます。しかし、

「クラウドソーシングという言葉は知っているけど、どういう形態なのかよくわからない」

「具体的にどんなメリット・デメリットがあるか知りたい」

このようにお考えではありませんか。

クラウドソーシングは外注方法のひとつで、うまく活用することでコストを抑えられる可能性があります。そこで本記事は、下記についてまとめました。

  • クラウドソーシングで依頼できる6つの仕事内容
  • クラウドソーシングで依頼する4つのメリット
  • クラウドソーシングで依頼する3つのデメリット

クラウドソーシングのメリット・デメリットを把握し、活用を検討したい方は、ぜひ最後までお読みください。

なお、クラウドソーシングは基本的に個人との契約で、残念ながらトラブルも少なくありません。オンライン秘書・オンラインアシスタントサービスは法人との契約になるため、大きなトラブルには発展しづらい傾向にあります。

オンライン秘書・オンラインアシスタントサービス『i-STAFF』は、高品質な成果をスピーディに提供できるので、詳しく知りたい方は下記からお気軽にお問い合わせください。

 

クラウドソーシングとは?

クラウドソーシングとは?

クラウドソーシングとは業務を外注する方法のひとつで、インターネット上で不特定多数のワーカーに仕事を発注できるサービスです。ちなみに、言葉は「群衆」を意味するcrowdと「業務委託」を意味する「sourcing」からできた和製英語です。

仕事の発注者と受注者をマッチングできるサービスで、手軽さから人気が集まりました。数多くの業務が取り扱われ、業務内容に応じて仕事の進め方は大きく3つの形式にわけられます。

クラウドソーシングの種類 概要
コンペ形式

発注者が応募条件を提示し、それに合わせた成果物を受注者が納品する形式。発注者は応募された成果物を選定し、選ばれた作品に対して報酬が支払われる。

おもにバナーやロゴなどのデザインに多く用いられる。

タスク形式

ひとつの依頼に対して受発注する形式。比較的難易度が低いが、単価も控えめな傾向にある。

複数の受注者に発注できるためアンケートや口コミの調査などに用いられる。

プロジェクト形式

比較的長期間の契約をする形式。見積もりや実績などから、応募条件に見合った受注者が採用される。

成果物を納品したり提示された期間を従事したりする。

クラウドソーシング最大の特徴は手軽さですが、業務内容によっては高いスキルが必要なプロジェクトも発注できます。

クラウドソーシングで依頼できる6つの仕事内容

クラウドソーシングで依頼できる6つの仕事内容

クラウドソーシングで依頼できるおもな仕事内容は、下記のとおりです。

  1. 入力業務
  2. 翻訳・通訳
  3. ライティング
  4. デザイン
  5. プログラミング
  6. 動画制作・編集

特に、入力作業などの簡単な業務から、デザイン・プログラミングといった高度なスキルを必要とする業務まで幅広く依頼できます。順番にみていきましょう。

【仕事内容1】入力業務

特別なスキルを必要としない単純な入力業務を依頼できます。多くの入力内容を依頼でき、代表的なものは下記のとおりです。

  • 名刺情報の入力
  • アンケート集計
  • 文字起こし
  • 企業情報
  • 口コミ情報

おもにタスク形式の発注が多く、数を集めたい場合にも適しています。特に、簡単なアンケート調査は調査会社に依頼するよりも安価に済む場合も多く、よく利用されています。

一方で、名刺や企業のデータ入力では、人の手による入力間違いもゼロではありません。修正コストも鑑みて発注しましょう。

【仕事内容2】翻訳・通訳

クラウドソーシングで依頼できる仕事内容に、翻訳・通訳業務があります。翻訳・通訳は高い語学力が必要となるため、自社のみで完結することは困難です。

クラウドソーシングでは英語はもちろん、中国語やフランス語など多様な翻訳・通訳が可能な人を見つけられます。

特に、

  • 外国語資料や書籍の翻訳
  • 電話通訳

などの募集が可能です。間違った翻訳があればトラブルに発展する場合もあるため、応募者のスキルは確実にチェックしておきましょう。

【仕事内容3】ライティング

ライティング業務も、クラウドソーシングでよく募集されている業務のひとつです。

ライティングの業務は幅広く、下記のような内容が募集されています。

  • コピーライティング
  • メディアの記事執筆
  • 動画の台本

専門的な知識をもつライターに依頼できますが、スキルに差がある点は注意が必要です。テストライティングを実施したり実績を確認したりして、求める人材を見極めましょう。

【仕事内容4】デザイン

デザイン業務をクラウドソーシングで依頼できますが、ライティングと同様に業務内容は多種多様です。たとえば、下記の例が挙げられます。

  • ロゴのデザイン
  • ラッピング用紙のデザイン
  • マスコットキャラクターのデザイン
  • チラシのデザイン
  • Webデザイン

デザイン業務の特徴として、コンペ形式を採用するケースが多いです。たくさんの応募があった成果物から納得いくデザインを採用できるため、すべてのデザインに報酬を支払う必要がなく、相性が良いといえます。

【仕事内容5】プログラミング

システム開発やアプリケーション開発などのプログラミングも、クラウドソーシングで依頼できます。現役のエンジニアが副業として受注している場合もあり、高いスキルをもつ人も多いです。

プログラミングの習得は難度が高く、時間がかかるため、自社にエンジニアがいない場合はクラウドソーシングの活用をおすすめします。

【仕事内容6】動画制作・編集

動画の制作や編集をクラウドソーシングで依頼できます。現代では動画の重要性が増しており、動画共有サイトでの動画広告や自社Webサイトで公開する動画など、動画が必要とされるケースは多いです。動画編集ができる人も増えているため、高品質な成果を期待できます。

現在、動画共有サイトや動画を取り扱ったSNSが人気なので、動画広告を制作すれば多くの消費者にアプローチ可能です。動画制作のスキルがない場合は、積極的にクラウドソーシングを活用しましょう。

クラウドソーシングで依頼する4つのメリット

クラウドソーシングで依頼する4つのメリット

クラウドソーシングで依頼するメリットは、下記のとおりです。

  1. コスト削減による利益向上が期待できる
  2. 必要なときのみ依頼できる
  3. 専門知識やスキルをもつプロに依頼できる
  4. リソース確保による業務効率化を図れる

特に、突発的に発生した業務を対応する場合は自社で一時的に人材を採用するよりも安価に済み、コスト削減につながります。順番にみてみましょう。

【メリット1】コスト削減による利益向上が期待できる

クラウドソーシングに依頼するメリットは、コストを削減できることです。クラウドソーシングで依頼した場合は、企業と雇用契約を結ぶわけではありません。

そのため、下記のような正社員を雇用する際の固定費は不要となります。

  • 月々の給与
  • 賞与
  • 社会保険費
  • 福利厚生

また、採用や教育にかかるコストも必要ありません。採用には、直接的な求人掲載の費用が必要です。さらに、一人前に教育することは時間もかかるため、担当者の人件費も考慮しなくてはなりません。

このような人件費はクラウドソーシングにすることで、半分程度に抑えられるとも言われています。クラウドソーシングを利用すると雇用の数を増やすよりもコストを抑えられるため、利益向上を期待できます。

【メリット2】必要なときにのみ依頼できる

クラウドソーシングは、必要なときに必要な分だけ仕事を依頼できます。そのため、従業員の数に悩む必要はありません。たとえば、一時的に業務量が増えたからといって増員すると、業務量が落ち着いた際に過剰人員となってしまいます。

とはいえ、業務量が増えたにも関わらず従来の人数で業務をこなそうとすると、残業や休日出勤が必要です。長く続くと従業員のモチベーションやパフォーマンスの低下を招き、最悪の場合は不満が募って離職につながりかねません。

したがって、従業員が最大限のパフォーマンスを発揮できるワークライフバランスを実現するために、クラウドソーシングの活用がおすすめです。

また、人材を雇用し続けると組織が肥大化し、ひとつの連絡事項だけでも時間がかかる場合もあります。そういった意味でもクラウドソーシングを活用して、人員数を最適化しましょう。

【メリット3】専門知識やスキルをもつプロに依頼できる

クラウドソーシングを活用することで、自社にない専門知識やスキルをもつエキスパートに依頼でき、高品質な成果を得られます。自社で雇用を考えても、必要なスキルをもつ人材がすぐに採用できるわけではありません。優秀な人材は、ほかの企業で働いている可能性が高いです。

一方で、副業をしている場合もあるため、クラウドソーシングを活用するとあっさりと見つかることもあります。

また、突発的に必要となる人材を、従業員として雇い入れることは現実的ではありません。本来のコア業務に必要な人員の確保が優先されるからです。したがって、プロジェクトを進めるうえで重要な業務を自社の従業員で行い、自社の従業員が苦手とする部分をクラウドソーシングで補うことをおすすめします。

【メリット4】リソース確保による業務効率化を図れる

自社の従業員が苦手な業務をクラウドソーシングで依頼すると、自社従業員のリソース確保につながります。確保したリソースで本来やるべきコア業務に集中できるため、生産性の向上が可能です。

特に、ノンコア業務はクラウドソーシングに依頼することで、業務効率化を図れます。たとえば、経理や人事などのバックオフィス業務は、必要ではありますが直接の売上にはつながりません。どのような業務をアウトソーシングするのかしっかりと検討して、業務効率化につなげましょう。

クラウドソーシングで依頼する3つのデメリット

クラウドソーシングで依頼する3つのデメリット

クラウドソーシングで依頼する際は、下記のデメリットもあります。

  1. 受注者と連絡が取れなくなる恐れがある
  2. 受注者によってスキルに差がある
  3. 受注者が現れない可能性がある

最も避けたいデメリットは、契約したにも関わらず受注者と連絡が取れなくなるケースです。それまでの時間や労力が無駄になってしまいます。ひとつずつみていきましょう。

【デメリット1】受注者と連絡が取れなくなる恐れがある

クラウドソーシングで最も避けたい事態が、契約した受注者と連絡が取れなくなるケースです。つまり、契約を履行しないまま連絡をせず、一方的に破棄した形です。俗に「飛ぶ」とも表現される事態ですが、決してレアなケースではありません。

たとえば、1週間の制作期間で契約したものの、期間内に制作物が完成しないケースです。基本的には、受注者ができるだけ早めに発注者へ連絡し、納期の調整をすれば問題ない場合があります。

しかし、受注者のなかには「怒られたくない」「連絡するのが怖い」という心理から、一方的に音信不通になる人もいるのです。発注企業にとっては、クラウドソーシングで募集した時間や労力が無駄になりますし、何より期限が差し迫っている場合もあります。

結局、自社で対応せざるを得なくなったり、あらためて別の受注者を探したりしなければなりません。クラウドソーシングでは受注者の評価を確認できるため、今までの仕事ぶりを確認して契約の参考にしましょう。

【デメリット2】受注者によってスキルに差がある

クラウドソーシングはたくさんの人がユーザー登録しているため、スキルに差があります。クラウドソーシングは基本的に誰でも登録できるため、副業としても始めやすく、登録者のスキルは初心者から業界に通用するベテランまで豊富です。十分なスキルをもっていない人に依頼すると、求めるレベルの成果物を得られない恐れがあります。

たとえば、仕事内容にもよりますが募集をかけると、数十人以上から応募が殺到する場合があります。応募者の実績は確認できるものの、それがスキルに直結するとは限りません。実績はなくてもスキルがある人もいれば、逆の人もいます。

慎重に人選しなければ、成果物とコストの費用対効果があわない恐れもあるため、注意が必要です。

【デメリット3】受注者が現れない可能性がある

クラウドソーシングで募集しても、そもそも受注者が現れないというデメリットもあります。クラウドソーシングではほかにも募集している案件が多いため、ユーザーが「自分とはあっていない」と感じれば応募を見送ってしまうからです。

よくあるのは「求められるレベルが高すぎる」「報酬が安すぎる」の2つです。特に、クラウドソーシングの報酬は業界全体の相場より安い傾向にあるため、費用がネックになって応募がない場合もあります。

受注者が現れなければ業務が進まず、最終的に自社で対応せざるを得ないケースになりかねません。発注する際はクラウドソーシングの相場を確認し、応募条件を適切な内容にしましょう。

クラウドソーシング以外におすすめの外注先

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業務を外部に依頼する場合、クラウドソーシング以外にオンライン秘書・オンラインアシスタントサービスがおすすめです。オンライン秘書・オンラインアシスタントサービスはインターネットを通じて業務をサポートしてくれるサービスで、個人事業主ではなく法人間の契約になります。

そのため「受注者と連絡がとれない」「スキルに差がある」など、クラウドソーシングのデメリットは発生しません。

たとえば、オンライン秘書・オンラインアシスタントサービス『i-STAFF』はスタッフによる差がない高品質な成果を提供し、幅広い業務に対応しています。また、2週間(6時間分)のお試し期間や全額返金制度もあるため、初めての方でも安心して利用可能です。

i-STAFFの詳細は、下記からご確認ください。

 

クラウドソーシングを上手に活用して事業成長につなげる

クラウドソーシングを上手に活用して事業成長につなげる

クラウドソーシングは、インターネット上で業務を発注し、不特定多数のユーザーから応募を募る業務形態です。「仕事が欲しい」ユーザーと「人手が欲しい」発注者をマッチングできます。

本記事では入力業務やライティングなど、6つの仕事内容を紹介しましたが、クラウドソーシングで募集されている仕事内容は非常に豊富です。手軽に仕事を発注できる点が魅力のクラウドソーシングですが、基本的に個人との契約になるためトラブルも少なくありません。

できる限り受注者を見極めて活用し、コア業務へ集中することで事業成長につなげましょう。

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