応募したくなる求人文章の書き方とポイント【例文つき】
新しく人材を雇ううえで、求人文章は非常に重要です。
しかし、
「求人文章が重要なのはわかるけど、何を書けばいいの?」
「応募したくなる書き方のコツが知りたい」
このようにお考えではありませんか。
どんなに業務内容にやりがいがあって条件が良くても、求人文章がイマイチでは求職者に自社の魅力を伝えられません。
そこで本記事では、下記を紹介します。
- 求人文章に記載すべき項目
- 応募したくなる求人文章のポイント
- 応募したくなる文章の例
求職者からより多くの応募が欲しい採用担当者の方は、ぜひ最後までお読みください。
なお、求人文章の作成にお困りの場合は、オンライン秘書・オンラインアシスタントサービス『i-STAFF』がおすすめです。i-STAFFの詳細は、下記よりご確認ください。
目次
求人文章に記載すべき10項目
求人文章に記載すべき項目は、下記のとおりです。
- 業務内容
- 契約期間
- 試用期間
- 就業場所
- 就業時間
- 賃金
- 加入保険
- 雇用形態
- 受動喫煙防止措置
- 募集者の氏名または名称
- 【補足】2024年4月1日より追加される項目
これらの項目を押さえておけば、求職者が知りたい情報を漏れなく伝えられます。また、2024年4月1日より追加される項目もあるため、しっかりと把握しておきましょう。順番に紹介します。
【項目1】業務内容
募集している求人が、どのような業務内容なのか明記しましょう。そもそも業務内容がわからなければ、求職者は応募のしようがありません。
企業のどの部署で、どのような業務に従事するか記載します。たとえば、経理部で日々の記帳を行う業務や製造部で装置の組み立てを行う業務などです。できる限り具体的に記載することで、求職者は業務をイメージしやすくなるため、応募率の増加につながります。
記載されている業務内容と実際の業務内容に乖離があってはいけないため、誤解を招くような表現は避けましょう。
【項目2】契約期間
雇用する際の契約期間を明記しましょう。一般的に仕事には契約期間があり、不明なままでは求職者にとって安定した仕事なのか判断できません。正社員は無期雇用が一般的ですが、契約社員は有期雇用が一般的です。有期雇用の場合は、具体的な期間も記載しましょう。
有期雇用の期間は、最長3年が原則と労働基準法で定められています。契約の更新についても記載しておけば、求職者にとって安心できる材料となります。
【項目3】試用期間
試用期間の有無や期間を明記します。試用期間は、採用した人の能力を確認し、本採用しても問題がないか確認するための期間です。試用期間は企業によって異なりますが、多くの企業は試用期間を3ヶ月としています。
本採用後は正社員の契約であっても、試用期間は契約社員とする場合もあります。試用期間で条件が変わる場合は、その内容も明記しておきましょう。
【項目4】就業場所
就業場所は、業務を実際に行う場所です。拠点を複数持つ企業もあるため、採用者がどこで働くのか明記する必要があります。場合によっては採用された後に異動となる場合もあり、採用者に説明しないままでは不信感を与えかねません。
本社や支社、店舗など働く場所によって業務も異なります。事業を運営していくうえで、配置転換など考えられる場合は、転属の旨を記載しておくことがおすすめです。
【項目5】就業時間
実際に働く時間をしっかりと記載します。始業時間と終業時間を記載するのはもちろんですが、休憩がある場合はその時間も記載しましょう。また、休日や時間外労働の記載も重要です。時間外労働がある場合は、「毎月10時間ほど」のように月の目安時間を記載しましょう。
年末年始の休暇や夏季休暇がある場合はその旨を記載します。就業時間や休日は休職者にとって最も気になる要素のひとつなので、働いたあとのイメージがしやすいよう、できる限り具体的に記載しましょう。
【項目6】賃金
賃金は、雇用者が労働者に支払う労働の対価です。就業時間や休日と同様に、求職者が最も気になる要素のひとつと言えます。賃金が高ければ高いほど求職者に興味を持ってもらいやすいですが、嘘や誤解を招く表現は避けましょう。
特に、求人広告に記載してある賃金の金額と、実際に支払われた金額に大きな差があると言うのはよく聞く話です。あまりにも差が激しいと離職につながる可能性もあり、定着率が上がりません。できる限り具体的に記載して、求職者にしっかりと興味を持ってもらいましょう。
【項目7】加入保険
加入保険は、雇用されることで加入できる保険です。一般的には雇用保険や健康保険、労災保険、厚生年金があります。基本的にはすべて加入しなければなりませんが、加入要件を満たさない場合は、一部の保険のみ加入します。その場合は誤解のないように、加入できる保険を明記しましょう。
【項目8】雇用形態
雇用者と求職者が、どのような形態で雇用されるか記載します。大きく、2つの雇用形態にわけられます。
- 正規雇用
- 契約社員
- パートタイム
正規雇用とは期間を定めない無期雇用であり、正社員と呼ばれることが多いです。一方で、正規雇用ではない雇用形態を非正規雇用と呼び、おもに契約社員とパートタイムにわけられます。
契約社員は有期雇用契約のため、契約満了時はそのまま契約を終了したり更新したりします。パートタイムは正規雇用よりも勤務時間が短く、近年ではアルバイトも含む雇用形態です。
【項目9】受動喫煙防止措置
喫煙に関する情報も記載しなければなりません。どのような受動喫煙防止措置をとっているか記載しましょう。記載方法は取り組み内容によって異なり、「屋内禁煙」や「喫煙室あり」などがあります。
【項目10】募集者の氏名または名称
求人募集をしている人、または企業の名称を記載しましょう。ただし、記載するのはあくまでも雇用者の企業で、グループ名を記載してはいけません。求人企業とグループ会社が間違われるような記載にならないよう注意が必要です。
【補足】2024年4月1日より追加される項目
2024年4月1日に、改正職業安定法が施行され、求人文章に明示しなければならない項目が追加されます。
- 従事すべき業務の変更の範囲
- 就業場所の変更の範囲
- 有期労働契約を更新する場合の基準
「従事すべき業務の変更の範囲」とは、雇用時と異なる業務に従事する見込みがある場合に、その範囲を記載する必要があります。
「就業場所の変更の範囲」は、雇用時と異なる場所で従事する見込みがある場合に、その範囲を記載しなければなりません。転勤の可能性がある場合に該当します。
「有機労働契約を更新する場合の基準」とは、有機労働者を募集する際に、通算の契約期間または更新回数の上限といった更新の基準を記載することです。
応募したくなる求人文章の書き方のポイント7つ
応募したくなる求人文章を書く際は、下記のポイントを押さえておきましょう。
- 目を引くタイトルをつける
- 採用したいターゲットを明確化する
- 自社の魅力をアピールする
- 専門用語を使わない
- 内容を具体的に記載する
- 従業員の声を載せる
- 写真を掲載する
採用したいターゲットを明確化することで、求めている人材に求人情報が届きやすくなります。まずはどのような人材を獲得したいのか、あらためて把握しておきましょう。順番に紹介します。
【ポイント1】目を引くタイトルをつける
求人メディアに求人文章のタイトルをつけられる場合は、求職者が知りたい情報を端的に記載したうえで目を引くキャッチーな文章をタイトルにしましょう。求職者が最初に見るのはタイトルなので、タイトルに興味を惹かれなければ具体的な内容を見られることはありません。興味がなければ、一瞬で次の求人文章に目が移ります。
求人文章には多くの情報が盛り込まれていますが、本当に重要な情報のみを抜き出してタイトルにつけましょう。特に、賃金や簡単な業務内容を記載しておけば、賃金を重視している求職者の目に留まりやすくなります。
ただし、情報を盛り込みすぎて、何を伝えたいのかわからないタイトルになることは避けましょう。
【ポイント2】採用したいターゲットを明確化する
どのような人材を採用したいのか明確化し、求人文章に明記しましょう。具体的な条件はもちろん、ライフスタイルに言及することで求職者に自分ごとだと思ってもらいやすくなります。
自分ごとと感じた求職者は求人文章に共感しやすくなり、応募につながります。たとえば「ダブルワーク可能」や「施設内に託児所があるので子育て中の方におすすめ」などです。
「初心者歓迎」や「未経験者歓迎」などの文言もよく目にします。これらの文言は求人文章の本文に記載するのも良いですが、タイトルに記載することで求職者に興味を持たれやすくなります。
【ポイント3】自社の魅力をアピールする
求人文章では、自社の魅力をアピールすることが重要です。自社の事業が世界にただ1つの事業であればアピールする必要はありませんが、そのようなケースはほぼありません。つまり、ほかにもある競合他社ではなく、自社を選んでもらう必要があります。
そのためには、競合他社にはない自社だけの魅力が重要です。たとえば、福利厚生が充実している場合は、具体的にどのような制度があるのか紹介するのがおすすめです。求職者にとってのメリットを明記し、「ここで働きたい」と思ってもらえるようにしましょう。
【ポイント4】専門用語を使わない
求人文章をしっかりと読んでもらうためには、誰が読んでもわかりやすい文章にしなければなりません。特に、初心者や未経験者の募集をする場合は、専門用語を使わないように注意しましょう。
何が書いてあるのかわからない内容では、なかなか応募に至りません。わかりやすい文章を書くためには、専門用語を使わず、中学生でもわかるような表現で書くことが重要です。
【ポイント5】内容を具体的に記載する
求人文章の内容を具体的にすることで、求職者は業務をイメージしやすくなります。業務内容や賃金、労働条件が曖昧では、積極的にその企業に応募したいと考える求職者は少ないです。採用したターゲットが経験者の場合は、ある程度曖昧でも伝わる可能性はありますが、具体的なほうが積極的な応募につながります。
求人文章のすべてを具体的にすると長文になる場合もあるため、文章のバランスを考えて、特に重要なポイントを具体的にするよう意識しましょう。
【ポイント6】従業員の声を載せる
実際に働いている従業員の声を掲載するのも有効です。求人文章だけでは、どうしても機械的な印象があり、実際にどのような職場・業務なのかイメージできません。
しかし、実際に働いている従業員の声があれば、職場の雰囲気や業務内容をより具体的にイメージできます。具体的なイメージができれば、求職者自身が望む働き方と比較しやすいため、応募を検討してもらえます。
【ポイント7】写真を掲載する
求人メディアの自由度が高い場合は、写真や動画を掲載するのがおすすめです。写真や動画は文章と比べて伝えられる情報量が多く、求職者にとっても文章を読むより労力がかかりません。また、業務や職場をイメージしやすい点も文章より有効です。
たとえば「アットホームな職場です」と文章で書いてあるより、なごやかな画像や談笑している動画のほうが、よりイメージを伝えやすいです。紙の媒体では難しいかもしれませんが、Webの求人広告では積極的に活用していきましょう。
応募したくなる求人文章例
応募したくなる求人文章の例を1つ紹介します。
項目 | 文章 |
---|---|
勤務先 | 株式会社○○ |
雇用形態 | 正社員 |
業務内容 | 一般事務・データ入力 |
求める人材 |
・WordやExcelの簡単な操作ができる方 ・未経験者歓迎 ・一般事務・データ入力の経験者優遇 |
勤務時間 |
8:00〜17:00(実働8時間、休憩1時間) ※試用期間は3ヶ月 |
各種保険 | 社会保険完備 |
給与 | 月給200,000円〜300,000円 |
アピールポイント | データ入力やチェックなどの一般事務を行うお仕事です。PCを使いますが、簡単な知識があれば問題ありません。 |
その他 |
・昇給年2回 ・賞与年2回 ・社員寮あり ・屋内禁煙、喫煙場所あり |
求人文章を作成する際の注意点
求人文章を作成する際は、下記の点に注意が必要です。
- 嘘や誤解を招く表現
- 性別に関する表現
- 年齢に関する表現
人手不足が深刻化し、すぐにでも新規採用を増やしたい場合、求人文章に嘘や誤解を招く表現を記載するケースがあります。当然ながら、嘘や誤解を招く表現は絶対に避けましょう。たとえば、「給与が実態とかけ離れている」「残業時間が求人文章より多い」などです。
嘘や誤解を招く表現で新しい人材を獲得できたとしても、不満が発生し、企業の評判を落とす恐れがあります。リスクが高いうえ、倫理的にも良くないため嘘や誤解を招く表現は絶対に避けましょう。
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求職者の気持ちを考えて求人文章を作成しよう
求人文章を作成する際は、求職者の気持ちになって考えるのが最も効果的です。求職者はどのような情報を欲しがっているのか、どのような文章なら読んでくれるのかをしっかりと考え、わかりやすい文章で表現しましょう。
タイトルのつけ方を工夫したり写真や動画を掲載したりすることで、応募率の向上が見込めます。求職者が「この企業で働きたい」と考えるように、求人文章を丁寧に作成しましょう。
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