オンラインイベントの事例10選|成功のための企画のポイントとは?
インターネット技術が発展した現代では、それまでオフラインで実施されていたイベントをオンラインで開催する企業が増えています。そこで、
「オンラインイベントを開催したいので、参考にできる例が知りたい」
「オンラインイベントを成功させるためには、何に注意すればいい?」
このようにお考えではありませんか。オンラインイベントを最大限に活用するためには、漠然と開催するのではなくどのような効果を得たいのか、企画をしっかりと立てる必要があります。
そこで本記事では、下記をまとめました。
- オンラインイベントのメリット3つ
- 社内/社外向けオンラインイベントの成功事例
- オンラインイベント成功のためのポイント5つ
オンラインイベントを成功させて顧客や従業員の満足度向上につなげたい方は、ぜひ最後までお読みください。
なお、オンラインイベントを開催する際は、告知やデータ分析など数多くの業務が発生します。オンライン秘書・オンラインアシスタントサービス『i-STAFF』は、部門をまたいだ業務をまとめて依頼でき、業務効率化が可能です。
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目次
オンラインイベントのメリット3つ
オンラインイベントのメリットは、下記のとおりです。
- 遠方からも参加できるため多くの人にリーチできる
- コストを削減できるため利益向上につながる
- 多くの参加者データを得られ、次の施策に活用できる
社内外に関わらず参加者のデータを得られるため、次のオンラインイベント開催に役立ちます。
社内向けのイベントであれば満足度の高い企画を考えたり、社外向けのイベントであればターゲットを絞り込めたりします。順番にみていきましょう。
【メリット1】遠方からも参加できるため多くの人にリーチできる
オンラインイベントは、遠方に住んでいても悪天候でも気軽に参加できます。インターネット回線さえ整っていればどこからでも参加でき、イベントによってはスマホ1台あれば十分です。
社内向けのイベントでは、わざわざ出社する必要はありません。自宅にいながら総会や勉強会、表彰式に参加できます。
また、社外向けのイベントはオンラインとオフラインの同時開催が多くなりました。つまり、来場できる人は来場し、遠方の人はオンラインで参加できるのです。
オンラインイベントの普及により、今まで物理的に参加できなかった人もイベントに参加できるようになり、主催者側はより多くの人へのアプローチが可能になりました。
【メリット2】コストを削減できるため利益向上につながる
イベントをオンラインで行うことで、コストを削減できます。オフラインでは会場や設備を用意しなければなりませんが、オンラインイベントでは不要です。
特に規模の大きい社外向けのイベントでは、大きな会場を準備する必要があり、その分コストもかかります。さらに、人件費もかかり、必要に応じて交通費や宿泊費の負担もしなければなりません。
一方で、オンラインイベントでは最低限、配信機材のみ用意できれば開催できます。規模の大きさとコストが比例する点はオフラインと同じですが、オフラインほどコストが膨れ上がりません。
そのため、コストを削減でき、企業の利益向上につながります。
【メリット3】多くの参加者データを得られ、次の施策に活用できる
オンラインイベントを開催すると、多くの参加者データが得られます。参加を申し込む際に、年齢や性別などの情報を記入してもらえるからです。
また、オンラインイベント終了後にアンケート調査を実施すると、顧客情報だけではなくイベントに関するデータも取得できます。さらに、ユーザーごとの滞在時間や離脱率を確認できるため、次回以降のイベントに活用可能です。
たとえば、多くのユーザーが離脱しているポイントがあれば、原因を分析して次回から対策ができます。データを蓄積して分析することで、オンラインイベントをブラッシュアップし、ユーザーに刺さるイベントへ育て上げられます。
社内向けオンラインイベントの成功事例5選
社内向けオンラインイベントの成功事例は、下記のとおりです。
- オンライン表彰式
- オンライン懇親会
- オンライン勉強会
- オンライン株主総会
- オンライン競技会
順番にみていきましょう。
【事例1】オンライン表彰式
株式会社サイバー・コミュニケーションズ(現・ 株式会社CARTA COMMUNICATIONS)は、表彰式をオンラインイベントとして実施しました。感染症の影響で全社員が一堂に会することは困難なため、ミーティングツールの「Zoom」を活用しました。
受賞者のサプライズ発表や受賞コメントなどで臨場感を演出し、好評を得ています。芸能人をMCとして迎えたり飲食自由にしたりして、エンターテインメント感を醸し出し、飽きさせない工夫をしています。
【事例2】オンライン懇親会
<出典:株式会社radiko>
株式会社radikoは、複数の従業員でオンライン懇親会を開催しました。いわゆる「オンライン飲み会」です。
料理宅配サービスを利用して、実際には顔をあわせずに懇親会を開催しています。この事例はあくまで個人ですが、企業単位のオンラインランチ会を定期的に開催している企業も多いです。
企業によっては忘新年会のようなレクリエーションやゲームを企画することもあり、多くの人が楽しめます。
【事例3】オンライン勉強会
<出典:株式会社キュービック>
株式会社キュービックでは、在宅勤務を導入すると同時に従業員の成長やコミュニケーションの活性化のために、オンライン勉強会を開催しました。
平日の1〜2時間を集中的にインプットにあてることで、良質な学びを得られると参加者にも好評だったようです。
また、経営陣や新卒社員など立場もバラバラなため、多種多様な意見が飛び交いました。「いつものメンバー」ではないディスカッションがお互いに刺激を与えたそうです。
【事例4】オンライン株主総会
<出典:ワコム>
ペンタブレットを製造する会社のワコムは、株主総会をオンラインで開催しました。専用の配信プラットフォームを導入し、通信が安定した配信を可能としています。
ユーザーは新しいアプリをインストールする必要がないため、手間がかかりません。遠方に住む株主も参加でき、好評でした。今後もオンライン株主総会は増えていくと考えられます。
【事例5】オンライン競技会
<出典:JAF>
JAF(日本自動車連盟)は、業務技術を競う競技大会をオンラインで実施しました。接客はもちろん、車のトラブルで困っている人を助ける救援技術などです。
来場できない従業員はライブ配信で参加したり、リアルタイムが難しい場合はアーカイブ配信で確認したりできます。
上位入賞者の業務技術は全従業員にとって参考になるため、従業員全体の技術底上げにつながります。
社外向けオンラインイベントの成功事例5選
社外向けオンラインイベントの成功事例は、下記のとおりです。
- ウェビナー
- オンライン展示会
- オンラインカンファレンス
- オンライン合同会社説明会
- オンライン旅行
ひとつずつ紹介します。
【事例1】ウェビナー
<出典:株式会社マイナビ>
オンラインでセミナーを開催することは「Web+セミナー」から、ウェビナーと呼ばれ、多くの企業や個人が開催するようになりました。
株式会社マイナビでは、定期的に開催していたオフラインセミナーとは別に、150名規模のウェビナーを開催しました。求人や進学などを取り扱う企業なため、ウェビナーも採用に関するものが多いです。
現在はライブ配信やアーカイブ配信も充実しており、誰でも視聴できます。
【事例2】オンライン展示会
<出典:スマートキャンプ株式会社>
スマートキャンプ株式会社は、インターネットで利用できるソフトウェア「SaaS」に関する「BOXIL EXPO」というオンライン展示会を開催しています。SaaSを導入することで、業務効率化や売上アップの実現が可能です。
SaaSのほかにも「営業・マーケティング」や「組織・人事」などのサービスも展示しています。著名人のトークイベントやセミナーも配信され、ユーザーにも好評でした。
【事例3】オンラインカンファレンス
<出典:ISPSD2021>
カンファレンスや学術会議もオンラインで開催されるようになりました。ウェビナーと同様にライブ配信やアーカイブ配信など、それぞれのカンファレンスごとに配信方法が異なります。
国際学会「ISPSD2021」は、半導体デバイスの研究開発に特化したカンファレンスです。
当初は来場もできるハイブリッド配信を考えていましたが、感染症の影響により完全オンラインの形式に変更されました。しかし、トラブルが発生することもなく、無事に終えています。
【事例4】オンライン合同会社説明会
<出典:北九州市>
北九州市では、地元企業の合同会社説明会をオンラインで実施しています。北九州市はオンライン説明会に関するノウハウを持っていませんでしたが、サポートが充実したプラットフォームを利用し、成功を収めました。
オンライン開催したことで学生が気軽に参加できるようになり、さらに参加企業もオフラインイベントよりも増加しています。
企業側もコスト削減につながり、双方から好評を得ました。
【事例5】オンライン旅行
<出典:株式会社JTB>
株式会社JTBは、オンラインで旅行できるツアーを展開しています。インターネット環境があれば、自宅から国内外の観光地が楽しめます。
内容によっては現地のガイドとチャットでやりとりでき、リアルなツアーに参加しているように現地について質問可能です。
オンラインイベント成功のためのポイント5つ
オンラインイベントを成功させるためには、下記のポイントを確認しましょう。
- オンラインイベントの目的を明確化する
- ユーザーが離脱しないコンテンツを用意する
- 管理しやすいスケジュールを設定する
- オンラインイベントに必要な機能を実装する
- 参加できない人のためにアーカイブを残す
インターネット技術は常に発展しており、現在はただイベントの配信を見るだけに留まらず、さまざまな機能が利用できます。そのため、オンラインイベントにあわせて必要な機能の実装が重要です。ひとつずつ紹介します。
【ポイント1】オンラインイベントの目的を明確化する
オンラインイベントを開催する際は、何を達成したいのか目的を明確化しましょう。達成したい目的、得たい結果によってオンラインイベントの種類や方向性は異なります。
たとえば、新規顧客の獲得であればウェビナー開催が効果的です。企業が持つノウハウを発信することで顧客情報を得て、メールマガジンや電話などで顧客にアプローチを図れます。
また、社内コミュニケーションの活性化を目的とするなら、勉強会よりも懇親会がおすすめです。目的を明確化し、適したオンラインイベントを開催することで成功に近づきます。
【ポイント2】ユーザーが離脱しないコンテンツを用意する
オンラインイベントは参加しやすいことがメリットですが、裏を返せば簡単に離脱できるとも言えます。ユーザーの離脱を防ぐために、魅力的なコンテンツを用意しなければなりません。
オンラインイベントの主旨がユーザーにとって楽しいものであることはもちろん、ユーザーを飽きさせない工夫を施すことが重要です。オンラインイベントの内容にもよりますが、ユーザーが参加できる形式にするとイベントを最後まで視聴してもらえる可能性が高まります。
【ポイント3】管理しやすいスケジュールを設定する
オンラインイベントを開催するうえで、スケジュールを適切に管理することが重要です。ずさんなスケジュール管理をすると、オンラインイベント当日にトラブルが発生する恐れもあります。
たとえば、下記のスケジュール管理が重要です。
- 企画から当日までのスケジュール
- 当日のタイムテーブル
また、オンラインイベント開催日は、ユーザーが参加しやすい日時を設定しなければなりません。法人向けのオンラインイベントは平日に設定するなど、オンラインイベントの目的にあった日時を設定しましょう。
【ポイント4】オンラインイベントに必要な機能を実装する
オンラインイベントを魅力ある内容にするためには、ユーザーが楽しめる機能を実装することが重要です。オンラインイベントは複数の機能を実装でき、視聴する以上の楽しみ方ができます。
また、法人向けのオンラインイベントでは、名刺の交換といったビジネスに役立つ機能もあります。オンラインイベントを行うプラットフォームによって機能が異なるため、選ぶ際は実装できる機能を確認しましょう。
【ポイント5】参加できない人のためにアーカイブを残す
オンラインイベントに参加できない人もいるため、あとから配信を視聴できるアーカイブを残しましょう。オンラインイベントは参加しやすいですが、リアルタイムで参加できない人もいます。
また、リアルタイムで参加した人のなかには、後日あらためてリピート視聴したいというケースも多いです。たとえば、下記のようなケースです。
- 新作発表会の内容を確認したい
- ウェビナーのポイントを復習したい
期間限定で残すこともできるため、状況に応じて使い分けることをおすすめします。
自社でオンラインイベントを開催する際の流れ
自社でオンラインイベントを開催する際は、一般的に下記の流れで進めます。
- 企画を立案する
- 準備を進める
- 集客する
- リハーサルを行う
- イベントを開催する
- データを分析する
特に、定期的なオンラインイベント開催を検討している場合は、データ分析が必要不可欠です。ひとつずつみていきましょう。
【STEP1】企画を立案する
まずはどのようなオンラインイベントにするのか、企画を考えます。企画が曖昧なまま進めると、無理のあるスケジュールになったり抜け漏れが発生したりしかねません。
したがって、
- 何を目的とするのか
- どのプラットフォームを使うのか
- 当日はどのようなプログラムで進めるのか
- 関係者の役割分担
など、オンラインイベントに関連する内容を細かく決めていきましょう。
【STEP2】準備を進める
企画が明確になれば、準備を進めます。具体的には、配信会場の使用契約や配信機材のレンタルなどです。
企画段階で決定したスケジュールにしたがって、確実に進めましょう。進行に遅れが出る場合は、早めに上長に相談することも重要です。
【STEP3】集客する
社外向けオンラインイベントでは、ユーザーに告知しなければなりません。どこのメディアにも告知しなければ、誰にも知られないまま当日を迎えてしまいます。
法人や個人などのターゲットにあわせて、プレスリリースを配信したりSNSで告知したりしましょう。
【STEP4】リハーサルを行う
準備が整い、開催日が迫ってきたらリハーサルを行いましょう。確認すべきポイントはたくさんありますが、おもに下記のポイントに注意が必要です。
- タイムテーブルに無理はないか
- 通信状況は安定しているか
- 実際にユーザーにはどのように見えるか
特に、通信環境に起因するトラブルは、オンラインイベントで多いです。リハーサルを実施したうえで、対応マニュアルを作成しておくとスムーズに対処できます。
【STEP5】イベントを開催する
オンラインイベント当日に、あらためてできることは少ないです。配信前に機材やタイムテーブルの最終チェックをして、本番に臨みましょう。
ただし、オンラインイベントの本番は、予期せぬトラブルが起きるものです。不測の事態に対処できるように、柔軟な対応が求められます。
【STEP6】データを分析する
オンラインイベント開催後はユーザーのデータを収集し、整理・分析しましょう。ユーザーのデータは、申し込み時の情報や開催後のアンケートで得られます。
「どのような属性をもつユーザーが見てくれたのか」「おもしろかったのか、つまらなかったのか」などのデータを集めましょう。データを分析して次回に活かすことで、ユーザーが求めているオンラインイベントに近づけられます。
自社でオンラインイベントを開催する際の注意点
自社でオンラインイベントを開催する際は、下記の点に注意が必要です。
- 配信プラットフォームの操作方法
- データ分析ができる配信プラットフォームを選ぶ
- ユーザーを飽きさせない工夫
オンラインイベントを配信する際には配信プラットフォームを選ばなくてはなりませんが、操作方法が難しかったりデータ分析ができなかったりすると長期的な使用は難しい場合があります。
できる限り操作方法がシンプルで、目的に応じたデータ分析ができるか、構築前に確認しておきましょう。
オンラインイベントのサポートならオンライン秘書がおすすめ
オンラインイベントを開催する際は、スケジュールや書類の管理など幅広い業務に対応しなければなりません。すべてを自社で対応すると手間と人件費がかかるため、オンライン秘書・オンラインアシスタントサービスへの依頼がおすすめです。
i-STAFFは、秘書業務や経理などの部門をまたいで、下記のように幅広い業務を依頼できます。
- スケジュール調整
- メール返信代行
- クラウドツールの導入サポート
- SNSの運用代行
- データ入力(エクセル)
オンラインイベントに関連する業務はもちろん、ほかの業務もまとめて依頼できるため、外注先をひとつに絞れます。複数の外注先と契約する必要がないため、業務効率化が可能です。
i-STAFFの業務内容については、下記よりお気軽にお問い合わせください。
ユーザーに飽きさせない工夫をしてオンラインイベントを成功させよう
社外向けのオンラインイベントは、現代ビジネスにおいて欠かせないPR方法のひとつです。ユーザーに刺さるコンテンツを用意することで、人気のあるオンラインイベントに成長します。
また、社内向けのオンラインイベントもよく見られるようになりました。特に、オンラインの研修や勉強会は参加しやすいうえ、ひとりで進めるよりも捗ります。
社外向け、社内向けどちらも、参加者であるユーザーや従業員に飽きさせない工夫が重要です。データの分析、改善を継続して行い、ユーザーが楽しめるコンテンツづくりを意識しましょう。
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